ダブル不倫の継続年数は平均で1年と言われています。
お互いに既婚者という条件で関係が2年続くというのは、凄いことのようですね。
私は、念願だった20代で結婚。
でも、現実では結婚して僅か半年も経過しないうちに、性の不一致と生活のすれ違いによる仮面夫婦状態です。
私は結婚に何を求めていたのでしょう。
こんな経験をするために夫と一緒になったわけではないはずなのに。
私の思惑とは別に現実は思いもよらない展開になっていきました。
気がつけば、職場不倫をして2年が経過。
今では不倫相手と過ごす時間が長くなりつつあります。
ダブル不倫2年目は離婚のチャンスでもある
最初は結婚生活の寂しさを仕事に転化しようとしていた自分がいました。
結婚しても子供を授かるまでは私も外勤で仕事をするという話で夫と折り合いがついていたので、ある意味、拍車がかかったのかもしれません。
定時で帰宅しても家に夫はいませんし、夕食も時間が合わないことから別に済ませていましたから、自然と毎晩残業するようになっていきました。
それからというもの、皮肉なことに結婚生活は最悪でしたが、仕事では評価されて徐々に責任の重い仕事を任されるようになったのです。
社長には「独身女性も私を見習うように!」と朝礼で発表される始末。
ダブル不倫の相手は私の上司ですが、誰も2人の関係を知りません。
関係を持ってから早2年が経過しようとしていました。
あるとき、彼から「俺とこれからの人生を一緒に歩んでいかないか。嫌かな?」と提案があり、私も初めて離婚を意識したのです。
考えればダブル不倫で、2年もよく続いてきたものだと思います。
しかも、誰にもバレていません。
上司と部下という関係がダブル不倫には向いていたのでしょうか。
同じ職場だからダブル不倫の自覚が薄い
私が彼との2年間を振り返り感じていることは、同じ職場で毎日のように顔を合わせていると一緒にいることが当たり前で、特別なことではなくなっていったということです。
不倫という背徳感もなく彼と仕事を通して関わっていけたのは、それだけ一緒にいることが自然だったからでしょう。
上司と部下なので一緒にいても同僚も疑いません。
ある意味、ダブル不倫をするには最適な環境だったのかも。
帰宅しても夫は不在ですし、彼も帰宅拒否症になっていたので、仕事帰りに毎日のように食事をすることが当たり前のようになっていったのです。
もう、私にはどちらの生活がフェイクなのかも区別がつかなくなっていました。
夫に誰かいても、私は別に気にしなかったでしょう。
ある意味、徹底して仮面夫婦ですと、それはそれで成り立つものなのだと結婚して初めて気づいたくらいです。
そうこうするうちに私は帰宅時間がドンドン遅くなっていき、毎日のように上司の車で最寄り駅まで送ってもらうような状況になっていきました。
ダブル不倫なのに夫のような感覚
ダブル不倫も2年目になると、彼が夫よりも伴侶のような存在になってきました。
食事をするのもベッドで愛し合うのも彼であり、夫ではないのですから無理もありません。
いつの間にか、彼と2人だけのときは名前で呼び合うようになっていました。
彼はこの頃になると、奥さんとは仕事を理由に別居。
1人暮らしを始めており、家に何度か誘われましたが、私は用心のために首を縦に振ったことはありません。
上手くいきすぎているからこそ、油断が怖いと思っていたからです。
そんな私の様子を彼は見ながら、「早く一緒に暮らしたいね」と言うようになっていきました。
夫とはこの時期、家庭内別居状態で寝室も別。
私と夫が離婚しないのは、「面倒くさいから」だったようです。
離婚したら親がうるさいし、戸籍にキズが付くから嫌だと。
仮面夫婦だっとはいえ、別れない理由に私のことは少しもあがって来ないことが寂しくもあり悲しかった。
そして、気づいたのです。
私は夫と結婚したかったのではなく結婚がしたかったのだと……。
自宅でそんなことを1人で考えていると彼からメールが。
「会いたい……」
その夜、初めて私は家に戻らず彼の腕の中で朝を迎えたのです。
ダブル不倫2年目でお互いに再婚を意識
ダブル不倫にも様々な関係がありカップルが存在するでしょう。
私達は離婚しやすい生活環境にいて、縁があり出会い付き合うようになりました。
不道徳かもしれませんが、お互いに惹かれあい2年も関係を続けていくうちに再婚を意識するようになったのです。
最初は私だけがそう思っているのだと考えていたのですが、彼も同じ気持ちだと知り、離婚を考えるようになりました。
きっかけになったのは、彼が会社を独立してフリーランスになったことです。
彼にはビジネスパートナーとしても尽力して欲しいと言われていましたが、すぐに退職するのは不自然だと思い、彼が退職してから1年経過後に私も会社を辞めました。
このときは、まだお互い最初の結婚生活を続けていましたが、実態は既になく形だけの状態でした。
離婚をするまで女優に徹した
彼は奥さんには、それなりの慰謝料を払い離婚。
奥さんは彼がフリーランスになることには反対しており、そのことが離婚をする決定打になったのでした。
私はといえば、夫と離婚するまでは女優のように最初と変わりない状態を演じ続けました。
顔を合わせれば、普通に会話もするように努めたのです。
そして、着々と離婚をするための準備をしていきました。
その間は、どんなに遅くなっても自宅に戻るようにして夫に何か気取られないようにしたのです。
そして、ダブル不倫をしてから2年が終わる頃に離婚。
最初は渋っていた夫も、内容のない結婚生活に未練もないようで協議離婚となったのでした。
あくまで私の場合ですが、ダブル不倫であってもお互いに真剣に向き合うことができれば、離婚をして再スタートをしてもいいと思います。
決断するタイミングを逃してしまうと、ズルズルと中途半端な関係を続けることになりかねませんから。